PROFILE

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岩下 牧子
Makiko Iwashita

大学卒業後、日系大手企業の広告宣伝担当として勤務。

結婚後、夫の海外赴任に伴ってロンドン、シンガポールに駐在しながら現地企業で働く。帰国後、「食に関する仕事をしたい」との長年の思いに向き合い、望診法(ぼうしんほう)指導士資格を取得し、活動を開始する。望診法山村塾での勤務を経て、2016年「結(Musubi)」を立ち上げる。解剖生理学、自然療法、心理学や禅的な考えを深めながら、体に現れるサインから健康状態をみる望診法に、心理学的アプローチを取り入れる。「食卓から未来を創る」をテーマに、心と体の結びつきを軸とした、食卓の豊かさ、人の生き方そのものをサポートする個人セッションや、講座の企画開催、執筆などの活動を行っている。

プライベートでは、夫と一男一女の四人家族。2020年3月より再びロンドン在住。

 資格・学び 

・自然療法士(110時間以上:アントロポゾフィー石川医師認定)

・望診法指導士(山村塾 上級認定)

・英国IEB認定解剖生理学ディプロマ取得(解剖生理学・病理学コース65時間:野溝明子医師)

・食育指導士

・NVC(非暴力コミュニケーション)

・クリーンランゲージ認定ファシリテーター

 取材・メディア 

・暮らしのもやもやを整える(主婦と生活社2019年)テーマ:食べ物のもやもや(望診法)

・NHK地球ラジオ出演(2010年)テーマ:シンガポールにおける子どもの早期教育について 他

< 実績 >

セミナー、講演

・ZOOM THE WORLD(幸福学 前野 隆司氏と対談)2021年

・健康のその先へ(本間真二郎医師&石川眞樹夫医師との「病気の本質と意味」セミナーにて)2019年

・わたしのウンチとみんなの地球(小学生向け 湘南T-site様にて)

・風邪のサインとケア~望診と食養生~(研修会社様、介護センター様、生協様)

・自分らしく効率よく働く食べるコツ(人材会社様、研修会社様にて) 他

ワークショップ、講座

・自分らしく生きるための望診講座

・腸内環境とこころのおはなし

・甘いものとの美味しい付き合い方講座

・美味しく食べたい人の小麦講座

ここだけは押さえたい!日々の食事で花粉症対策

執筆

・家事のしくみを、整える:主婦と生活社(イギリスの家事事情にてレポート&写真協力)2021年

・和暦日々是好日(旧暦手帳の食養生コラム執筆)2019年

子育てWEBマガジンHAPIKU「東洋医学からみた子どもの食育」にてコラム執筆

自分の中の自然と繋がるフリーマガジン「28」

心や体、健康に関する講座や講演会の企画運営、Websiteのライティング、コンサルティングも行っております。

LIFE EPISODE
何を食べるかではなく、どう食べるのか?

同志社大学政治学科を卒業後、大手企業の広告宣伝担当へ。年間数十億円の予算を扱い仕事にはやりがいを感じ、とても充実した日々でした。しかし身体は正直ですね。残業による睡眠不足、極度の肩こりやめまい、胃潰瘍などに次々と悩まされていました。

 

そんなある時、医師から新型栄養失調と診断されます。

「え!?栄養失調?」

一瞬、自分の耳を疑いました。なぜなら、忙しくても食事だけはと、3食きちんと食べていたからです。

しかし、さらに驚いたのは医師からの次の言葉でした。栄養失調なのでサプリメントや食事の指導を受けるものとばかり考えていたのですが、医師はただ、

「会社にばかりいないで、好きな人とご飯を食べるように」

と言うのです。半信半疑のまま、早速友人たちにこの話を告げるとすぐに食事に連れ出され、楽しく食べ続けること3か月・・・、なんと栄養失調が緩和されたのでした。

 

“どう食べるかということがこんなにも大切なんだ。心と身体は繋がっているのかもしれない・・・。”

私が今までに経験したことがなかった不思議な感覚。これがのちに東洋医学の「望診」を学ぶきっかけに繋がっていきます。

内側の大切な想いが「食」の道へ通じる

重なる流産、そして不育症。薬の力を借りてようやく一人目を出産したかと思えば、二人目の妊娠中にも自宅安静に。

“これまでの生き方の何が悪かったのだろう・・・。私、何か間違ったことでもしたかな・・・。”

毎日心に浮かんでくることと言えば、こんなことばかりでした。今思い返せば、現在の私に繋がる大切なこと、『小学校の頃から食に関わることが夢だったこと、そこに今も想いがあること』に気づくわけなのですが、この時は何もかもが上手くいきません。

 

続けて、夫の激務による母子家庭状態でのストレスと疲労。さらには労働環境や育児環境という日本社会への不満にまで広がり、日々の生活以外のことを考える余裕は全くなく、想いはすぐに消し飛びます。ましてや、そもそも“一から好きなことを、これまでと全く違うキャリアで始めることなんてできるわけがない”と強く感じていたので、自分の未来に希望が持てずにもいました。

 

そこで出会ったのがNVC(非暴力コミュニケーション)でした。NVCは思考・感情を「良い」「悪い」の区別なく観察し、自分の『大切にしたい想い』の存在に深く気づいていく手法。その中で私は、

“ゼロからでも、今から自分の本当に進みたい道を歩む!”

との想いが揺るぎないものとなり、望診、食養を学ぶことを決めたのでした。

本当の根本治療と、食卓から未来へ

物質としての食材(栄養成分)から、食材の持つ働きや作用に。肉体としての腸内環境(腸内細菌)から、意識の働きや影響に。健康のための食事法、健康に生きるという先に迎える死、そして人間の本来の生き方とは・・・。望診を続けていくと、『目に見えるものと、目に見えないものとの関係』にどんどんと興味が湧いていきました。

 

その興味のままに学べるものは何でも学びました。NVC、クリーンランゲージ、解剖生理学、秘教学、食禅、カタカムナ(言霊)・・・。そこから生まれたのが、

『身体と心の結、見えるもの・見えないものの結をより多くの人に伝えたい』

という想いです。それはやがて、私を自然療法家へという道へ誘います。心(意識)が全てを生み出し、心と身体の不調和が病気につながる、本当の根本治療を目指そう、と。

 

皮膚を介して、外側で起きていることは、自分の内側が創り出している。望診・食を通して、内側を整えることは、身体と心が結びつき、調和を生み、それは食卓から溢れて未来へと流れていくに違いない。そんな想いから、2016年『結(Musubi)』を立ち上げ、「食卓から未来を創る」をテーマに食と健康を主とした活動を続けていくことになります。

どう食べるか から、どう生きるか

『結(Musubi)』をスタートして約5年。望診個人セッション(約500人)、心理学的コミュニケーションの講座(約300人)を提供する中で、当初の根本治療への想いは、“治すための食事、健康になるための食事”から、“健康のその先にある、人間の本来の幸せや豊かさとは何か”へと広がり、現在は、『人の可能性を拡げ、より「いのち」を活かせるような食卓を提案していきたい』と思っています。

 

2020年3月より夫の転勤で、再びロンドンに在住。長期にわたるロックダウンや、現地小学校に通う子どもたちの学校教育の中での食や健康について知る中で、Well-beingや、RSE(Relationship and Sex Education and Health Education)に興味をそそられている。